諦めよう。母からの電話「お父さんが肺がんでステージ4」

旅を決行するにあたり、雲行きが怪しくなってきた。

アクションカメラ(Goproのようなカメラ)を購入したこともあり、ハイキングに出かけたのだけど、カメラ機能はもちろんのこと、山にも満足し、ルンルンで麓の温泉に着いたときのこと。母からの電話が鳴った。

「今、大丈夫?ちょっと落ち着いて聞いてくれんかえ?」




話の用件は、タイトルにもあるように「お父さんが肺がんでステージ4」といった最悪の話である。聞けば、実は今年だか去年だかの3月には既に分かっていたらしく、発覚後すぐに手術を済ませていたらしい。突然すぎて、驚いていると、母は「小さかったし、取れたから心配せんで大丈夫よ」と繰り返し言ってくるだった。

しかし、ステージ4と聞くと、覚悟を決める段階、と僕の脳は記憶しているようで、電話を切ったあとも気がかりでならず、ネットで調べてみた。すると、予想通りどのサイトも「転移が有り、手術不可能」を意味しているではないか。こうなってくると、「小さかったし、取れたから心配せんで大丈夫よ」というのは母が僕を心配させないための嘘なのでは?と勘繰らざるを得なかった。先月会ったばかりの父がかなり痩せていたのを思い出し、気分は超絶ブルーである。

母が言いたかったことは、そこではない。むしろそれは黙っていたかったことのようだった。しかし、ワンニャンの世話を引き受けるといった以上、隠し通すわけにはいかず電話してきたのだ。

「お父さんね、毎回、検査に行くのが怖くて、ピリピリしなっとよ。じゃかい、あんときよ、お父さんがワンニャンの世話を引き受けるて言いなったかいお母さんはビックリしたっちゃわあ。。。でも、やっぱりガンにストレスは良くないかいね。。。悪いけんどん、引き受けられんわ。」

母は数日前に父から頼まれたらしかった。僕らに断りの電話を入れるように、と。それで父の体とプライドが傷つかぬように母がこっそり電話してきたのだ。父が散歩に出かけている隙に。

それにしても、父の方からお断りしてくるようでは、よっぽどの恐怖心と戦っているとしか考えられない。母もあまり話しかけられない雰囲気のようだ。

ワンニャンの世話は妻の実家に頼む手が残されており、それはそれでまた色々と難があるのだが、一応引き受けてもらうことはできる。そういったことも含め、正直なところ旅に対しての意欲が削がれてしまう事態ではあるのだが、このままでは父にとっても良くないので気持ちが途切れないうちに妻の実家にお願いし、良い結果を父に知らせなければならない。ああ、なんだか、別物との戦いも始まったな。

そのうち、アクションカメラで撮った動画も編集して記事に貼りつけたい。

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