さよなら神奈川 退職と引越し


旅立ちまで残すところ1カ月強となったところで仕事を辞めた。別れに際し、職場の人たちから色々な物やお言葉を頂いた。妻も円満退職だったようで何よりだ。

せっかくなので僕が頂いたものの1つを画像にして貼っておきたい。本音は全てをここに貼りたいところだけど、漏れが出ると申し訳なく、出会いの数だけ挙げていたらキリもない。だからこのブログに最も相応しいと思うものを1つ。

実に面白い計算。70億人に1秒会うのに221年かかるということは、車の中から外を眺めているときに通り過ぎていく人たちとの対面時間を0.1秒と考えても22.1年かかってしまう。それも綺麗に整列してもらわなければならない。

これをくれたのは日本を転々としてきた方で、いかにも彼らしいと思った。優しい年上のお兄さんで入職して間もない方だったが、敵を作らない気質で皆に慕われていた。出身地が僕と同じで旅好きということもあり、この旅のことを話して以来、興味を示してくれ、暇があると色んなことを尋ねてくれた。

「一番行きたいのはどこっすか?」

「ずばり極寒アイスランドです。」

この手紙は餞別のネックウォーマーに添えられて渡されたものである。

出会いは本当に貴重。当然、兄さん以外にも東京・神奈川で過ごした17年で色んな人との出会いがあり、酸いも甘いも経験したが、おかげで僕は今の自分が好きであり、人生に満足している。出会ってきたすべての人に感謝せざるを得ない。

会社の金を使ったまるで僕の送別会のような慰労会が終わり、自宅へ引越し業者が訪れ、持ち物がほぼ全て消え去った。その日は同じマンションの仲良くなったバアちゃんの家に泊まった。何度もあがりこんで食べたヌカ漬けが最後の夕食にも出てきて、部屋にはいつも通りバアちゃんの子どもや孫と同様にうちの犬猫の写真が飾られている。僕らが結婚した時の写真もこの家のどこかにあるだろう。そういえば婚姻届けの証人欄に署名してくれたのは今は亡き旦那さんだった。

生まれてこの方、自分はどれだけの人に世話になったのだろう。これを数えたことのある人って世の中にいないだろうな。もしその答えが出て、仮に4桁なら、僕はそれを新たに作る銀行口座の暗証番号に設定するだろう。人にバレないからでなく、ここでの生活を忘れたくないから。

早朝、タクシーを呼んだ。乗り込もうとするときには妻もバアちゃんも泣いていた。2018年7月、これは間違いなく僕が一番泣いた1カ月だ。

70億人の中のほんの一握りの縁のあった人に心から感謝。

自宅から眺めた最後の日の入

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